住所:鳥取県東伯郡北栄町由良宿
江戸時代末期、鳥取藩は幕府の命に応じて海防のため藩内八ヶ所に台場の築造を行った。1863年、当地も武信潤太郎の指揮の下で開始されたが、財政難の藩が資金を出さなかったため周辺の庄屋や豪農など有力者の献金で行われた。実際の作業は7万5千人もの男女の農民が行い、翌年完成している。
台場は東西125メートル、南北83メートルあり、約5メートルの土塁に囲まれ四門の大砲が配置された。
明治維新後、大砲は廃棄され1925年に町に払い下げられる。保存状態が極めて良好で1988年国史跡に指定にされた。
感想:空撮が一番雰囲気を味わえるのですが、流石にそれは無理でした…。近くに『道の駅 大栄』があるので、そこに寄ったついでに行くと史跡に興味の無い同行者を説得しやすいでしょう。