金津城(溝江氏館跡)

住所:福井県あわら市大溝1-2

 朝倉氏の一族・溝江氏の館跡。溝江氏は朝倉氏に仕え、加賀の一向一揆と戦い功があった。朝倉氏が滅亡すると織田信長に仕えたが、勢いを取り戻した一向一揆勢2万が城に押し寄せたため落城。当主は城と運命を共にしたが、息子は落ち延び、子孫は信長・豊臣秀吉・井伊氏に仕えた。
 明治の中頃までは堀が残っていたと伝わる。

(全景)

(館跡に建つ祠)

(溝江氏の供養石?)

感想:祠の後ろに溝江氏の墓と伝わる五輪塔があったらしいのですが、気がつきませんでした…。




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龍沢寺(足利家・朝倉家・織田家所縁の寺)

住所:福井県あわら市御簾尾10-12

 曹洞宗。越前三十三ヶ所観音霊場・第9番札所。1382年、大覚寺門跡領の代官・小布施義氏が創建する。開山は足利義満からも慕われた総持寺の住職・梅山聞本。
 戦国時代は越前を支配した朝倉家の庇護を受ける。加賀と越前の要衝だったため、戦乱の際に陣所として利用された。朝倉家が滅んだ後、織田信長によって保護されたが、1575年に一向一揆の兵火で伽藍が焼失してしまう。
 庭園はあわら市指定文化財となっている。

(本堂)

(庭園その1。江戸初期頃に造られたと考えられている)

(庭園その2。こちらは江戸時代末期に造られたと考えられている)




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大坂の陣と越前勢(福井市立郷土歴史博物館)

 2012年11月16日(金)、三連休を取り福井県に行って来た。じっくりと越前地方を廻ったことがないというのもあったが、一番の目的は福井市立郷土歴史博物館の特別展「大坂の陣と越前勢」である。
 計画としては1日だけ晴れる16日に東尋坊に行きたかったので初日に北部を周り、17日は福井市をちょろっと廻った後、特別展を見る。そして18日は帰りながら史跡を廻るという予定を組んだ。
 順調に行った一日目だったが、二日目は朝から食欲も無く頭がふらふら。おかしいとは思いながらも史跡巡りをしていると昼前には運転も危うくなってきたのでホテルに戻って静養した。しかし一向に良くならないが、代わりの日がないため15時半頃に福井市立郷土歴史博物館に行く。

(看板)

(歴史博物館)

 正直当日の記憶があまりない・・・。覚えているのは松平忠直が大坂夏の陣の恩賞として賜った茶壺『初花』が、忠直が恩賞として少ないと言って投げ捨てたため破損したため後で修復したという説明書きと、真田幸村の鎧塚に建てられた地蔵菩薩立像(真田地蔵)を見たことくらいである。
 真田地蔵は2004年に行った時に見られなくて悔しい思いをしたので喜びもひとしおだった。
 何とか展示品を見て廻ってホテルに帰ると軽く食事をして、吐きそうになりながらずっと横になっていた。図録は買ったものの何のために福井市にいったのやら・・・。
 翌日は多少回復したので史跡を廻ったが、昼過ぎに目眩を感じたので軽く休憩した後、予定を中止して夕方には自宅に戻った。
感想:悩んでいる時に旅行に行くもんじゃない。そういや前回も越前地方に行った時はろくなことがなかったなあ・・・。どうも行くときのタイミングが悪いらしい。


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