中越・上越地方史跡巡り2008(最終日:高田城・春日山城・越後福島城・御舘公園)

 2008年1月5日(土)、お酒も抜けてすっきりした気分で朝の7時から史跡巡りに出発する。最初はホテルのすぐ近くにあった高田城。冷えて足下が滑って危ない・・・><

(高田城の壕。氷が張っていた)

 続いて妙高市に移動し勝福寺というお寺に行く。ここは御館の乱で自害した上杉景虎の慰霊碑と像がある。このお寺の上にある鮫ヶ尾城が景虎終焉の地らしい。
 雪のせいで進めない道が多く、その上場所が分かりづらかったのでなかなかたどり着けなかった。

(上杉景虎の像。微妙だなあ・・・炎の蜃気楼という小説で大人気らしい。しかしなぜ景虎や直江兼続の銅像はあって上杉景勝のはないんだ・・・?)

 それからせっかくだから鮫ヶ尾城に行こうとしたが、麓の神社の方に「雪で行けませんよ」と言われたので諦めた。
 そこから上越市に戻って箕冠城に行くが、ここも雪でえらいことになっており駐車場すら入れなかった。

(ということで箕冠城を遠目に撮影。正直、どこが城だか良く分からなかった)

 そしていよいよメインの春日山城方面に向かう。

(その途中での風景。なんか絵みたいだ・・・)

 春日山城下に到着。まずは林泉寺に行く。ここはさすがに観光名所なだけあって結構人がいるなあ。

(山門。でかい)

(上杉謙信の墓。普通の五輪塔だな)

(上杉謙信の父・長尾為景の墓。奥の方にあったので気づくのに時間がかかった)

 一通り見て回ると城内にある春日山神社に行く。ここは車が停められないくらい人気のスポットだった。とは行っても10台程度しか停められない上の駐車場だけ。下の駐車場はガラガラだった。階段登ればいいだけなのに・・・。面倒くさいのは分かるけど。

(春日山神社)

(神社から左に行ったところにある上杉謙信の銅像と春日山城。雪が多くて銅像に行く道は通行禁止になっていた)

 今までほとんどの城は時間と積雪量の都合などで避けてきたが、今回は時間もあり雪もそんなに多くもないので上まで登ってみた。

(本丸跡から見た上越市内。雪道を登ったのできつかった>< でもこの風景を見たら疲れもふっとんだ)

(空堀)

(直江屋敷跡。若い女性二人がいた。やっぱり人気者だなあ・・・)

 こんな時に登るのは私一人だろうと思っていたら結構いろんな人と出会った。まあ靴に雪が入るのを我慢すれば普通の格好でも登れないことはないしね。
 そんなこんなで春日山城が終わった後、食事をして直江津港の近くにある福島城に行く。ここは松平忠輝が「海からの音がうるさくて眠れない」と言って高田城に引っ越したという逸話で有名なところである。そりゃさすがにないと思うけどなあ・・・。

(越後福島城。今は小学校の中に碑があるのみ、というよくあるパターンの城だ)

 そして最後の締めで御館の乱で有名な御館に行くことにした。ここは場所の特定に苦労した・・・。近所の人に聞いても分からず、あっちこっち移動した末にやっと見つかった。場所は事前に調べていた通り、「上越市五智1」に間違いがなかったのに、誰も分からなかったので、全然関係ないところをうろうろしまくったよ・・・。疲れた。

(御舘公園。この写真を撮るだけのためにどんだけの苦労があったか・・・。いろんな人に聞いていたら春日山城の麓まで戻っちゃったよ。春日山城跡ものがたり館で地図がもらえるのでそれを頼りに行きましょう)

 これで長かった新潟の旅行は終了。直江津駅でレンタカーを返して、そのまま電車で帰った。

感想:飲んで史跡巡ってスキーしてのループだったので、とにかく疲れた。まあ正月だしこんな時があっていいかな。あと、なんやかんやで松平忠輝のいたところにほとんど行った。特にファンって訳でもないんだけどなあ・・・。気になる存在ではあるけど。

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中越・上越地方史跡巡り2008(5日目:柿崎景家の墓・北条城)

 2008年1月4日(金)、朝起きようとしたが・・・頭が痛いよ~。二日酔いだよ~。やはり昨日、宿のご主人と飲み過ぎたか・・・。朝食もほとんど食べられず、すぐに横になる始末。しかし今日で宿を出て行かなければならないので、近くの薬局で薬を買って温泉につかった後、予定より2時間も遅れて12時頃にやっと出発となった。宿の方、ごめんなさい。そしていろいろとお世話になりました(宴会の時にコンロを借りたり、醤油を借りたり、箸を借りたり、器を借りたり・・・。とにかくいろいろと借りまくった)。 今日は4泊もした越後湯沢を離れてテンションが低いまま上越地方に向かう。最初はその途中の柏崎市にある北条城。ここはあの有名な北条高広の城。北条高広ってなんか印象に残る武将なんだよなあ・・・。
 入り口まで行って道を見ると登れそうだったけど、そんな気にならなくて入り口だけ写してやめた。

(北条城の入り口にある普広寺)

 それから時間とテンションの都合でいろんな予定をとばして柏崎市の西にある楞厳寺に到着。ここも有名人の柿崎景家の墓があるところ。本堂までは除雪もしてあり、人が通った形跡もあるが、そこから墓地までは誰の足跡もない・・・。こんな時期に来る人なんてやっぱりいないか。

(柿崎景家の墓。ちっちゃくて質素な墓だった)

 この時点ですでに15時半。これから上越市に行ってもろくに回れないから、早めにホテルに入ってすぐに寝て、明日早めに回ることにした。
 そこで高田駅近くのホテルに行ってチェックインし、飯を食って(もちろん酒は無し)すぐに寝た。

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中越・上越地方史跡巡り2008(4日目:坂戸城)

 2008年1月3日(木)、1日に天候不良で断念した坂戸城に挑戦することにする。今日は天気もいいしね。装備を持って坂戸城に到着。入り口から厳しそうだ・・・。

(坂戸城入り口)

 ここからかんじきを履いて、帰りのためにスキーを担いで進む。一歩一歩進むのが大変。かんじきでも膝まで埋まる・・・。しばらく歩いていると雪に埋まった史跡を発見!早速、発掘する。

(発掘前。遠くだとほとんど分からん・・・)

 それから更に進んだが10メートル進むのに数分もかかる。体力的にきつい・・・。
 苦労してやっと次の史跡に到着。

(史跡の前にて撮影。登頂記念みたいだ・・・。ここまで入り口からまだ100メートル)

 正直、動くのが嫌になってきたがまだまだこれから。上を目指す。30分後、やっと城の碑と石垣に到着。再び発掘。

(発掘前)

(発掘後。あんまり変わっていないな・・・)

 続いて堀沿いに上杉景勝・直江兼続誕生の地の碑を目指すが、進める道が無く断念・・・。

(坂戸スキー場跡の上。この辺りにあるようだが・・・)

 ここで諦めてスキー板を装着して帰った。ああ、帰りは楽だ~。
 
 その後、麓にあった長尾政景の墓に行くが・・・こっちはもっと雪が多く、腰の辺りまであったので行くのを断念。

(長尾政景の墓。取りあえず撮ってみた。ここはかんじきでも無理)

 史跡巡りが終わったので近くのすし道楽という回転寿司屋で食事をして宿に戻り疲れを癒す。そして今日も夜はスキー。今日は大変だった。アイスバーンで急斜面のところにいったので、とにかく滑ることが出来ない!(というか滑ることは出来るが止まることできない)。本当に怖くて動けなくなってしまうこともあった。
 でも、スキーが滑れるというのはこういうところを滑れるようにならないと駄目だと言われて何度も挑戦させられた。1日目と2日目に滑れたのは新雪だったからだけだった。情けない・・・。昔はこういうところでも滑れたと思うんだけどなあ・・・。
 宿に戻ると越後湯沢に泊まるのは最後と言うことで宿のご主人と飲んだ。最後の方は記憶が無くて知らない内に部屋に戻って寝ていた。

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